NTT東日本


エントリーシート
まずはエントリーシートの提出。以下の内容で送信した
I大学時代に経験した最も困難・苦労に感じた状況を教えてください。また、乗り越えるために自らどのように行動し、何を得られたかを具体的に書いてください。 (全角 400 文字以内)
アルバイトについて。私は5年間、コンビニでアルバイトをしてきた。飲料の売り上げ向上を考えるポジションに抜擢された私は売上向上に注力する毎日であった。客導線や視線の分析、それに合わせたPOP広告の作成、商品陳列位置の改善、シフト管理まで、仕事範囲は多岐にわたった。しかも人件費問題から、通常の業務時間内でこなすことが要求された。厳しい条件であったが他の従業員とも相談しつつ最良の販売方法を見つけるために努力した。その結果年に一回の特定飲料の売り上げを競うイベントで、七千店舗以上ある系列店の中で最高で十二位の成績を残すことができた。私のこれまでのアルバイトは自分にたりないものを得るための最高の機会であった。働くことでビジネスにおけるチームワークやスケジュール管理の大切さを知り実践することができた。今では前向きな姿勢で勉強や仕事に取り組むことができており、それはアルバイトの経験が大きく寄与している。
NTT東日本への志望理由と、あなたがNTT東日本で成し遂げたいことを教えてください。また、その実現に向けてあなたが果たす役割とその理由を具体的に教えてください。 (全角 400 文字以内)
私は学生時代の経験から、御社に入社し世界中の企業間に日本の高品質なネットワークを導入していきたいと考えている。私は学生時代、趣味の海外旅行や米軍基地のアルバイトを通して異文化について日々考えさせられる生活を送ってきた。日本の常識が全く通じない世界を肌で感じ、常に感じていたことは海外の情報システムや製品の品質の悪さだった。レジは頻繁にフリーズし、ペットボトルは落とせば破裂し、レジ袋はすぐに裂けてしまう。これらの経験から私は自分の学んできた情報システムの根幹であるネットワークの導入をより高品質が要求される日本の東日本エリアを網羅する御社で働くことで、より多くの人に高品質なサービスを長期にわたって提供していきたいと考えるようになった。それが実現できるのは国内で最もネットワークに関するノウハウを持つNTTの中でも実際に東日本エリアを担当している御社が最適であると考えたため、志望した。



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WEB試験
エントリーシートを提出した後、すぐにWEB試験の受験案内が来ました。そこで早速ログインし、受験することにした。試験の内容は全然覚えていませんが、たぶんWEBテスティングサービスだったと思います。

結果として無事書類選考を通過したという電話をいただきました。

GD
今回は初台にある東京オペラシティーの24階にある東日本電信電話のオフィスで行われました。しかしこの日、あるアクシデントが起こっていました。私はこの日に日本IBMのGDもあったのですが、IBMのGDの終了時間とNTT東日本のGDの開始時間が同じだったわけです。なんでこんな無茶なスケジュールになったかというと、他の企業の選考の兼ね合い上、日程的に他の日には入れられなかったため、IBMのGDが早く終わる可能性に賭けてこの日程を組んだ感じです。しかし見事に予定どうりに終わりました。つまりどこでもドアでもなければ参加不可能・・・ということであきらめてIBMの後家に向かって帰っていました。すると何やら電話がかかってきたので出てみると
社員「私NTT東日本の○○と申します。」
しまった・・・NTT東日本だったか・・・GDバックレたなんていいづらい・・・
俺「はい。」
社員「もうGD開始時間を過ぎていますがどうなさったんですか?」
俺「いや・・あの・・・ちょっと寝坊してしまって・・・すいません」
社員「もしよろしければ今日の他の時間で席をお取りしましょうか?」
俺「え!!!!いいんですか!!??ぜひお願いします!!!」

ということで遅い時間帯に変えてもらい、なんとかGDに参加できることになりました。しかし、そうなると問題がもう一つ浮上する・・
実は今日提出の履歴書を書いてなかったのです。しかも写真も張ってない。初台についた私は吉野家で牛丼を食べながら履歴書の作成に取りかかりました。しかし食べながら書いていたため、間違えて牛肉を履歴書の上に落してしまい、非常に残念な事態に・・・
その結果牛丼の汁と油がつき、写真すら張っていない最低の履歴書ができたわけです。
「まあGDで挽回すればよし!!」と考えて会場に乗り込みました。今回は6人1グループで個室に案内されました。内容は「地域の町興しキャンペーンを考えてください」というものでした。議論が始まるとみんなが口ぐちに「特産品を生かしたイベントにしよう」「芸能人を呼ぼう」といきなりアイディアを出し始めたので、急いで私が中断させ、まず対象とする町の「廃れ度合い」「特産品があるかないか」「廃れた原因は何なのか」「地理的な位置」など、前提条件を決めさせ、その後最適なキャンペーンを決めていく作業に入りました。 結果としてはなかなかいいアイディアが出たと思います。さて・・・あの履歴書も踏まえて結果はどうかな・・・
次の日、GD合格の電話がきました。

面接
さて、一次面接です。場所は初台にある本社ビルで行われました。面接官の方はかなり年配の方が2名でした。一次面接からこの年齢・・・さすが元電電公社!!肝心の面接内容は
「志望動機」
「学生時代頑張ったこと」
「その経験から何を学んだか」
「入社後興味のある仕事は」
「君はどっちかっていうとコミュニケーションズの方が合ってる気がするけど、なんで東日本を志望したの?」
「研究内容はネットワークに関係ないけどなんでネットワークに興味を持ったの?」
「秋田で10年勤務って言われても大丈夫?」
「マルチタスクをこなす秘訣は?」

覚えている範囲ではこんなもんでした。ただ、雰囲気として私の言葉が足りていない部分をフォローしてくれて、「つまり・・・・ということだよね?」と言ってもらい、学生の良さを引き出そうとしてくれてやりやすい面接でした。

そして面接の翌日、電話で1次面接を通過したことを告げられたと同時に、前回面接のフィードバックをしたいので、また来てくれと言われました。なんだかよくわからないまま、フィードバックのためにまたオペラシティーにいくことになりました。

1次面接のフィードバック(内々定)
GDの時にも一回来たオペラシティーにまたしても参上です。ただ、ここでも一つ問題が起きました。この日はMicrosoftの1次面接が前に入っており、一度帰るのも面倒だったのでそのままオペラシティーにきたため、フィードバックの予約時間の3時間前に到着してしまったのです。ただ初台は何もなかったので、しかたなく会場で待っていることにしました。人事の人が通る度にずっと僕が椅子に座っているので声をかけられました。
社員「予約時間何時から?」
僕「いや〜気合い入れすぎて3時間早く来ちゃいました」
社員「3時間!?ん〜わかった。じゃあ30分後に空き時間があるからそこでやってあげるよ」
実はこの人事のお姉さん、どっかで見たことあると思っていたら私の大学の学内説明会で来ていた方でした。つまり今年の採用の人事の方はうちのOGだったんですね。

何はともあれフィードバックが早くなったのでだいぶ助かりました。時間になり、部屋に案内され、普通にフィードバックされました。その評価におると私の評価は非常に高いらしいです。まあみんなにそう言ってるんだろうけども・・・色々褒められ、他社の選考状況を聞かれた後、人事部長なる人物のところに案内されました。なんだよ・・普通に2次面接じゃねえかよ・・・
席に座り、NTT東日本が第一志望かどうかを再度確認された後
人事部長「実はぜひ来年の春から私達と一緒に働いていただきたいと思いまして、お呼びさせていただきました!!」
僕「・・・・・・え??」
人事部長「つまり・・・・内々定です!!」
僕「えええええええええ!!!!???」

まさか面接一回で内々定だとは全く思わなかったため、完全に不意を突かれました。
まあ何はともあれ、この就職氷河期に内々定1つ目をゲットしたわけです。初めての内々定は本当にうれしいものです。特に僕は大企業しか受けてないので余計に感動でした。ここの選考を受けて感じたことはNTT東日本の社員の人は本当にみんないい人が多いということです。
普通GD遅刻したり、汚い履歴書出されたら一発で不合格になっても良さようですが、ここのやさしさに助けられて内々定まで漕ぎ着けました。まあ、他の企業の選考も残ってるのでまだわからないけど、ここの志望度はかなり高いです。

内定者懇談会
4月の中旬ですが、早くもうちの大学内でNTT東日本に内定をもらった方々で親睦を深めるということで社員6名、学生5名で新宿の居酒屋で懇談会が開かれました。内定者5名のうち、私以外は全員推薦の合格者でした。社員の方いわく自由の枠は少ないのでそうそう受からないらしいのですが、僕は数々の無礼の末の内々定だったので、あまりすごいという実感がありませんでした。また、僕はどこの会社にいくか真剣に悩んでいるのですが、他の方々は推薦で合格のため、この悩みを共有できる仲間がいないことに疎外感を感じていました。その懇談会で知った内容はまとめると以下のような感じです。

「日本の生活基盤を支えているという大きなやりがいを感じながら仕事していける」
「景気がいいと微妙だけど、景気が悪い時は合コンでかなりモテる」
「最初に全国に散らばって研修期間が1〜2年行われるが、東京に残るよりも地方に出た方が色々と丁寧に教えてくれる」
「最近では研修の後、グループ会社(NTTMEなど)に出向するパターンが多い」
「給料は悪くないし、それ以上に福利厚生がかなりいい」
「ディズニーランドは入場料が1000円、NTT病院も格安で利用可能」
「残業代は全部出るし、みんな熱心に教えてくれる」
「英語は意外と使う(シスコ本社との交渉など)」
「一回は作業服を着て、電線を工事する現場の仕事を経験すべき」

そんな中、一人の社員の方が私の前に来ました。その方も数少ない自由応募の枠で入社した方でした。今思えばおそらく人事あたりから私が内々定を辞退しないように送り込まれたエージェントだったんだと思います。その方は学生時代の蹴活でJAXAと任天堂とNTT東日本に内々定をもらい、結局NTT東日本に入社したらしいです。
僕「なんでJAXAに行かずにNTT東日本に入ったんですか?(任天堂は興味なかったので)」
社員「確かにJAXAは宇宙というフロンティアを開拓していける数少ない職場だけど、自分の生活と離れすぎて、それがどう役立つのが分からないし、やりがいに感じづらいと思ったんだ。でもNTT東日本であれば、10年後ではなく今日明日の生活を支えているインフラを提供できるからね」
僕「でもJAXAなんて誰でも入れる企業じゃないですよね。最高難易度の企業へのあこがれってなかったんですか?」
社員「まあ確かにそれもあるよ。だから最後は自分がどうしたいかだと思うよ。納得のいくまで悩んで、悩みぬいて、最後に自分の価値観に合う企業を選んでね」
あえてNTT東日本に来いって言わないあたりが、社員としてではなく、先輩として接してくれたんだな・・と感じました。
さて、残りがNTTデータとMicrosoftの最終選考が終わればすべての結果が出揃うので、真剣に考えなければ・・・

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